カラオケ店のカウンターで受け付けを済ませ、私達三人は奥にある個室の中に入りました。
重い防音ドアを閉じると、廊下に響き渡っていた曲の音から遮られた部屋の中が、まるで遠く離れた場所にあるかのように錯覚します。
少年の顔からは先程までの笑みが消え、緊張と不安に満ちた固い表情を浮かべていました。
私は、薄暗く狭い部屋の隅に立ったままの祐希に、ソファーへ座るように促しました。
俯きながら由香里の姿を横目で見る彼の視線は、込み上げる性の欲望を悟られないように押し隠しているかのようです。
「祐希くんの隣りに座ってあげて…」
私は傍らの妻に声をかけました。
妻は狭いソファーに少年と並んで座ったまま、言葉を詰まらせるかのように口をつぐみます。
両脚を固く閉じるように揃え、手を握り締めたまま膝の上に置く由香里…
心の中では互いを性の相手として意識しながら、揺れ動く理性に縋るかのように平静を取り繕う二人の姿が私の昂りを掻き立てます。
高鳴る心の中で、淫らな姿で重なり合う妻と祐希の姿が浮かび上がりました。
由香里の艶かしい膣奥を若い肉茎で貪りながら、初めて味わう恍惚の快楽に身を震わせる少年…
張り裂けんばかりに硬直した熱い勃起を突き動かし、私が愛する妻の体に濃厚な白い精を迸らせる姿…
それは決して私と祐希だけの願望を想い描いたものではありません。
妻にも、彼の生涯の記憶に残る眩い瞬間の相手となる悦びを、体の全てで感じて欲しい…
溢れ出る激しい精の迸りを受けながら、尽きることの無い若い欲望に身を委ねる至福を味わって欲しい…
妻にとって祐希との交わりは、成熟した男性からは得ることの出来ない新たな快楽の園へと通じる扉を開くことでもある筈です。
その見返りに、私が少年時代に恋焦がれた人妻と由香里を重ね合わせ、叶えられなかった儚い願いへの執着を蘇らせたとしても何の罪があるのでしょう。
全ては由香里のため… 私は何度も心の中で自分自身にその言葉を言い聞かせたのでした。
>> 体験告白や官能小説をもっと見る>> アダルトブログをもっと見る