私はベットの脇に立つ由香里の素肌を見つめながら、脈とともに硬さを増す下腹部の茎に手を伸ばしました。
「今日、祐希くんに頼まれたんだ… 必ず由香里に伝えて欲しいって」
妻は黙って頷き、私を見つめます。
「夜12時になったら、独りだけのベットで由香里のことを想うって… だから同じ時間に、由香里も自分のことを想って欲しいって…」
その言葉を妻に告げながら、真綿に包まれるような生暖かい至福が全身を駆け巡るのを感じていました。反り返る肉茎を握りしめ、由香里の前でその手をゆっくりと揺り動かしたのです。
「祐希くんもきっと今、由香里を想い浮かべて同じことをしている筈だよ。それは今夜だけじゃないんだ… 心の中に映る由香里の姿で、何度も何度も自分を慰めているんだよ」
それは彼が私の言葉を借りた告白なのかも知れません。
「祐希くんがオナニーする姿を目に浮かべて… 10歳以上も年下の彼が由香里に魅かれる想いに応えてあげて…」
「うん、わかってる… 最初は戸惑う気持ちもあったけど… 」
口元に浮かぶ優しげな笑みは、私にではなく離れた所にいる少年に向けたものなのでしょう。由香里は小さく息を呑み込むと、しばらく躊躇ってから、私に独り言のような問いかけをしたのです。
「祐希くんは私のどんな姿を想い浮かべているのかな…」
妻は、私の硬く強張る茎を指先で慈しみながら語りかけました。例え彼が描く場面がどれだけ淫らな光景だとしても、切ない願いを満たすためであれば許せると思ったのでしょう。
私は次第に早まる息を抑えたまま、自分の中で昂ぶる感情を告白しました。
「同じことを考えていたんだ… 彼の中にいる由香里の姿が知りたいって… 祐希くんがどんな場面を想いながら、オナニーで自分を慰めているのかなって」
「慰めなんかじゃなくて… 私を想い浮かべて感じて欲しいの… 心の奥から感じて欲しい…」
妻は恥ずべき言葉を口にした自分自身に躊躇ったのでしょう。しかし、少しずつ言葉を選ぶように告白を続けたのです。
「私もシャワーを浴びながら祐希くんを想ってたの… 私に出来る彼の理想を叶えてあげたいって」
きっと由香里は、浴室に立ち込める白い湯気に包まれたまま、息を押し隠して指先を秘部に這わせていたのでしょう。
私はあえて尋ね返したりはしませんでした。妻のその告白だけで、満ち足りた至福と嬉しさが込み上げたからです。
私達はいつの間にかベットの上で体を重ね、互いの性器を唇で愛し合いました。祐希にとって初めての女性となる由香里の体を、舌の記憶にいつまでも残したかったのです。
あどけない肌色の茎が狂おしいほどに硬直し、先走りの液を垂らしながら妻の秘奥を貫く光景が、眩い恍惚の中に浮かびます。
少年が性の扉を開ける瞬間を、由香里はどんな想いで彼を抱き締め、体の奥深くへと迎え入れるのでしょうか。
由香里は私の茎に舌を添わせながら、あの日、彼女自身が目にした祐希の強張りへと重ね合わせているのかも知れません。
張り裂けそうな硬直を慈しみ、口の中にまとわる透明な粘液の味わいを愛おしむ由香里の姿は、少年だった私が欲望のままに夢想した美しい人妻の面影そのものでした。
あれから何年か過ぎた今、叶えられなかった願いが祐希くんを通して遂げられる…
周到に準備した企ては、私の為だけでは無いんだ…
誰も傷つかず、何かを失うこともない…
罪悪感や後ろめたさを感じる必要も無いはず…
二人の記憶にいつまでも残る一夜を与えてあげるのは私自身なのだから…
由香里は唾液に濡れた私の茎を口から離し、手にしたアルミの小さな包みからコンドームを取り出しました。
張り詰める亀頭に指を這わせ、薄い避妊の膜を被せる彼女の表情は、祐希が今、自分へと寄せている様々な想いを慈しむかのようでした。
>> 体験告白や官能小説をもっと見る(FC2 Ranking)>> アダルトブログをもっと見る