私はバスローブを纏った由香里をベットに招き寄せ、両腕で背後から抱き締めました。シャワーで洗い流したボディソープの微かな香りを胸の奥深くまで吸い込みます。
由香里は私の下腹部から突き出た強張りに目を向け、妖艶な娼婦が戯れるような笑みを浮かべました。
ガラス越しに私を見ながら、我慢しきれずに一人でオナニーしてたの?…
どんな場面を想いながら手を動かしてたの?…
微かに開いた由香里の唇から、聞き取れないほど微かな吐息混じりの囁きが漏れました。彼女は昂りゆく鼓動と恥じらいを、淫らな仕草を装うことで隠そうとしているのでしょうか。
私は小さく頷き、茎に添えた手を妻の前で動かしたのです。
愛する妻の上に少年が重なり、無我夢中のままに若い性の欲望が極みを迎える姿…
人の妻で初体験を遂げる彼を傍で見つめ、叶うことの無かった自分の願望を自慰で果たす夫…
清純な愛し方では決して満たされない、禁忌の至福があることを妻に知って欲しい…
私は目を閉じ、由香里の視線を下腹部に感じながら手の動きを早めました。初めて妻を他人に差し出したあの日の場面が心に蘇ります。
岩崎の荒々しい肉茎によって根元まで貫かれ、美しい体を震わせて身悶える由香里…
一つに結ばれた下腹部を私に見せ付け、至福の悦びに浸る岩崎の表情…
私は潤む目で二人が結ばれ合う姿を見つめ、妻を愛する想いを心の中で繰り返しながら自慰の中で果てたのです。
屈辱… 嫉妬… 背徳… 葛藤…
今思えば、それらは絡み合う感情の一部に過ぎませんでした。
全てにおいて私より優る男が、愛おしい妻の体を精で支配する姿は、その後も私を禁忌の昂りへと誘い続けたのです。
岩崎はそのような私に、意のままに従わせることの出来る少年を引き合わせました。19歳になったばかりの、あどけなさの残る顔立ち… その端正で純真な容姿の内側には、年上の女性や人の妻に対する、行き場のない激しい性の願望が隠されていたのです。
祐希くん、私への服従を決して忘れないようにね…
由香里の体を君の望むままにさせてあげるのは、私の願望を遂げるための手段に過ぎないんだから…
彼にとって、性の欲望を満たす対象として妻を貸し与える私は、絶対的な存在です。私は今まで、他人に対してこれほどまでに優越を感じたことはありませんでした。
それは岩崎に対する劣等感を覆い隠し、偽りの平衡を取り戻す唯一つの方法なのかも知れません。
私は妻が纏ったバスローブの隙間に手を伸ばし、秘部の谷間へと指先を忍ばせました。生暖かな粘液が刹那の潤いとなって膣口を濡らし、強張る少年の茎を迎え入れようとしています。
指に愛液を絡め、その先をゆっくりと縮動する膣奥へと這わせました。体を走る不意の快楽が、由香里の顔に淫らな苦悩を彩ります。
10代の少年ならば、誰だってこの温かな潤いに包まれながら射精したいと願う筈…
由香里の艶かしい膣を亀頭で貫きながら、自慰しか知らない童貞の子が大人への境界を踏み越えるんだ…
傍に置いた携帯が、着信のランプとともにチャイムを鳴らします。それは約束と寸分も違わない時刻でした。由香里は我に返った表情で、私が手に取った携帯を見つめます。
「あっ… あの… 祐希です。今、ホテルの前にいます。川島さんは部屋の中ですか?」
緊張した少年の辿々しい声が、それを隠そうとする焦りで上擦ります。私は部屋の番号を告げ、ドアの前まで来たらノックをするように伝えました。
「判りました。由香里さんも一緒にいるんですよね…」
「もちろんだよ」
祐希の声は安堵へと変わります。彼はまだ、これから体験する出来事が信じられないでいたのでしょう。
由香里が見つめる横で私は電話を切り、妻と同じようにバスローブに着替えました。
ベットの脇に妻と並んで座り、ドアを見つめながら少年が叩くノックの音を待ったのです。
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