激しく胸を打つ祐希の鼓動が、テーブルの向側の私にも聞こえるようです。それは彼の隣りに座る由香里にとっても同じこと むしろ、それ以上だった筈です。
由香里はどんな想いで、自分に対する性の欲望を堪える少年の隣りに座っているのでしょう。
今まで経験した男性とは明らかに違う若い欲望を、その本能の全てで感じ取っていた筈です。
童貞の少年は、小刻みに繰り返される荒れた息遣いを隠そうと口元を閉じます。由香里に察しられないように取り繕う彼の姿が、私の卑屈な優越を支配の願望へと駆り立てたのです。
「祐希くん… もしかして勃起しているのかな… だとしても恥ずかしいことじゃないんだよ」
それは私が彼に仕掛けた、罠のような問いかけでした。
虚ろな表情で無意識のうちに頷いた彼は、急に慌ててそれを否定します。
「隠さなくていいんだ… 妻だって祐希くんにそう想われることが嬉しい筈だから」
由香里は咄嗟に私の話を遮ろうとしましたが、何を言っていいのか言葉が出ません。
「出来るなら、今、勃起しているそれを妻に見せて欲しいんだ… 祐希くんが大人と同じ一人の男性だってことを判らせて、由香里を安心させて欲しいんだ」
私は、少年を意のままに支配している事実を目で確かめたかったのです。彼に羞恥に満ちた姿を晒させることが、その優越感に浸れる方法でした。
「えっ?… ゆ… 由香里さんに?」
私は驚く彼を見つめながら頷きました。目だけで伝える無言の強制が彼を追い詰めます。
祐希くんは私の言うことを断れる立場じゃ無い筈だよ…
大切な妻とセックスするんだ…
そのためには、何でも私に従わなくては…
祐希にとって善人であった筈の私は、由香里に悟られないように、彼の服従を目で強いたのです。
「あ… あなた… 祐希くんにそんなことをさせたら可哀想でしょ… どうしていいか困っているじゃない」
「童貞の子の中には、初めてのセックスで恥ずかしがったり緊張し過ぎて、勃起出来ない子もいるんだ。祐希くんがそうならないよう、予め由香里に全てを見てもらった方がいいんだよ…」
それは取り繕うための詭弁に過ぎませんでした。
「祐希くんはもう高校生じゃないんだろ。大人だってことを由香里に知ってもらおうよ」
彼は暫く俯いてから、私に従うことを決めたのです。
「わ… 判りました… 由香里さんに見てもらいます」
祐希は羞恥に耐えるかのように固く口を閉じ、震える手でベルトを外すと、ジーンズを力任せに膝まで下ろしたのです。
狂おしい茎が下着の中で張り詰め、上に突き立つように膨らんでいます。
彼はパンツに手をかけると、大きく息を吸い込みました。入り混じる葛藤と躊躇いが彼の手を固まらせます。
「やっぱり恥ずかしいです… で… 出来ません」
それは慈悲に縋るような切ない声でした。欲望がもたらす恥辱に苛まれる痛々しい姿に、由香里は悲しげな表情を浮かべて目を閉じます。
「由香里… ちゃんと見てあげて」
私は妻に声をかけながら、祐希を促しました。
逃げ場の無い彼は小さく頷くと、覚悟を決めるように息を止め、そのままパンツを掴み一気に下ろしたのです。
若々しい肉茎が抑えから解き放たれ、真上に向けて弾け上がります。亀頭の周りは深く抉れ、鮮やかな色を纏いながら揺れ動いていました。
彼が堪える恥辱とは裏腹に、欲に塗れた若い肉茎は、初めて味わう由香里への吐精を待ちわびながら、硬く突き立っていたのです。
「ゆ… 由香里さん… ごめんなさい、軽蔑しないで下さい」
祐希は潤んだ虚ろな目で傍らの妻を見つめ、自ら晒した痴態の許しを乞うたのです。
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