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少年との出逢い【03】

束の間の沈黙を遮るように、岩崎は黙り込む少年に話しかけます。

「祐希くん、今日はバイト、忙しかった? まだ何も食べてないんだったら何でも注文していいから」
「ありがとうございます。じゃあ… カフェラテとケーキ頼んでもいいですか…」

彼は暫くしてから出されたラテのストローに口を付け、私に目を合わせないように顔を伏せたまま少しずつ飲み込みます。店に入ってきた時の明るく快活な素振りは消え入り、今、自分自身がこの場にいることの意味に、心が押し潰されているかのようです。

「夫婦にはいろんな関係があることをこの前、話したよね」

岩崎の言葉に彼は無言で頷きます。

「実は私も川島さんが見ている前で、奥さんとセックスしたんだ」

少年は驚いた顔で私と岩崎を見ると、口にする言葉に詰まりながら黙って頷きます。

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「祐希くん、年上の女性に興味ある?」

緊張で固くなる彼を解きほぐすように、私は笑みを浮かべながら語りかけるように声をかけました。

「はい… あります… ものすごく」
「今まで好きになった女性も、みな年上なのかな? どんな人を好きになったのかな?」
「はい… 高校1年の時の先生とか… 今も好きです」
「何才くらいの人が好きなの?」
「10才以上年上の人が理想です… 30代の人が…」
「じゃあ、私と一緒だ。私も高校生の頃、そうだったから」

彼はその時になって、やっと私の顔を正面から見たのです。
少し安心したような祐希の表情が、彼に対する私の興味を呼び起こします。

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「まだ、セックスの経験が無いんだよね… 祐希くんの年頃だと、性の欲望が一番強い年代だから、抑えるのが大変だよね」
「はい… そうです…」

祐希は頷く私を見ながら、はにかんだ笑みを少し浮かべると、またストローに口を近づけて顔を伏せたのです。
彼の純真な素振りが、私の心を落ち着かせます。
溢れる性の欲望と理性との板挟みになりながら、戸惑いと焦燥に苛まれる彼の姿を垣間見た気がしたのです。

彼に由香里を与えてみたい…
無垢の彼が妻の体に身悶え、精の迸りを漏らす姿に、あの頃の自分を重ね合わせたい…

少年の刹那にまみれた願望は、私の中に広がる禁忌の妄想を遂げるための手段なのです。
与える代わりに与えてもらう… その時の私には、罪悪という後ろめたさが企みを押し止める余地などなかったのです。

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少年との出逢い【04】

祐希は私に対して少しずつ心を開いているのでしょうか。
彼が私に対して抱いていた疑念が、僅かながら解きほぐれたように思えたのです。

「どうして年上の女性が好きなのかな?」
「僕にもよく判りません。気が付いたら好きになってました…」

答えそのものよりも、一人称に彼が使った「僕」という言葉が、妻の相手として彼を選ぼうとする気持ちを突き動かします。
恥ずかしさを堪えるように、俯きながらケーキを食べる彼は、姿だけでなく内面の奥までまだ未成熟なのです。

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祐希をリードしながら、底知れぬ快楽を与えてくれる性の交わりへと導く妻の姿…
彼の反り返る肉茎に生暖かな膣奥を貫かれ、激しい脈動を繰り返しながら放たれる熱い精液に、禁忌の至福を味わう妻の姿…

今まで妄想の中では霞んでいた少年の顔が、目の前にいる祐希の顔に重なり合います。

「あの 奥さんは年下が好きなんですか?」
「あ… うん…、そうなんだ」

不意の質問に、思わず嘘をつきました。

由香里が過去に交際していた男性は、みな同い年かそれ以上です。彼女が独身の時は何人かの年下の男性から交際を申し込まれましたが、実際に付き合ったことはありません。相手への気持ちが最も大切で、年齢を条件にはしていないのです。

ですから彼への答えは、半分は嘘で、半分は本当のことと言えるのかも知れません。

「川島さん… よかったら携帯に入っている由香里さんの写真を、祐希くんに見せてあげたらどうですか」

岩崎からの誘いに、私は鞄から携帯を取り出し、写真のフォルダを開いて祐希に渡しました。

そう言えば、岩崎と初めて会った時も、こうして写真を見せたんだ…
あの写真が、その後の私達夫婦を変えたんだ…

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「わ… 凄い綺麗な奥さんですね」

それまで何かの躊躇いを抱えていた祐希の目が、急に一人の男の目に変わります。

「あの… 他の写真も見ていいですか」

私は携帯に入っている写真の切り替え方を彼に教えました。

性の対象となる由香里の姿が、行き場の無かった少年の欲望をセックスの魅惑に誘います。
彼にとって想い描くだけだった性への憧れは、携帯の中に入っている現実によって激しく揺れ動くのです。

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少年との出逢い【05】

「実はまだ、祐希くんのことは妻の由香里に話してないんだ」
「じゃあ… きっと由香里さんに断わられるかも…」
「大丈夫だよ… 私がちゃんと話すから」

彼は少し不安げな表情を浮かべ、空になったラテのストローをくわえます。
身勝手な大人達によって煽られた性の願望が、彼の内側で鎮めることの出来ない大きな炎となっているのです。

「ちょっと席を変えようか… あそこの隅に」

岩崎に促され、私達は人が減った店内の更に奥へと移ります。
決して誰にも聞かれたくない、あまりに理不尽で欲深い大人の思惑は、彼の欲望を利用して自らの願いを叶えようとしているのです。

「私からの条件を岩崎さんから聞いてるよね」

祐希は目を伏せたまま頷きます。あどけない彼に対して妻を与える私自身も、緊張と焦りが口の中を乾かします。

「私が見ている前で由香里として欲しいんだ… 私に見えるように、が条件… 了解してくれるね」

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彼は無言のままテーブルの淵を見つめています。

「祐希くんには理解出来ないことだと思うけど… そういう願望を持つ大人もいるんだよ」
「それを断ると… 今回の話しは無しにななるんですか…」

私は彼の選択肢を断つように頷きました。
祐希の中では様々な葛藤が交差しているのでしょう。かつて私自身が彼の年齢だった頃、年上の女性や人妻に対して同じ欲望を持っていたからこそ、手に取るようにそれが伝わってくるのです。

「判りました。だけど… それは二回目の時にして下さい… だって…初めてなのに、それを人に見られながらなんて… 無理です」
「二回目の時じゃ意味が無いんだよ… 私がセックス経験の無い祐希くんを、妻の相手に選ぶ理由が無くなってしまうんだから」

二択しか与えてもらえない彼は、助けにすがるような目で岩崎を見ます。

「川島さんと由香里さんの他は誰もいないんだから。恥ずかしいのは誰に対してかな」

岩崎を見つめたまま、彼は言葉を詰まらせます。

「だって、きっと下手だし… どうしたらいいかも判らないし…」
「それは由香里さんが教えてくれるよ、ゆっくりと優しく…」

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岩崎の一言は、彼の内側で揺れる性の期待に火を付けます。

初めての行為を体の奥に受け入れ、妄想の中で描き続けた恍惚の果てを教えてくれる年上の女性…
慈しみの漂う甘い香りに酔いしれながら、溢れるように放たれる精の液を受け止めてくれる人の妻…

岩崎が誘う淫惑の光景が、祐希の中で妄想と現実が入れ換わるように浮かび上がります。彼は顔を紅潮させ、息を飲み込みながら頷いたのです。

私にとっては、最初から結論の判り切った交渉事でした。彼の羞恥や躊躇いなど、込み上げる性の欲を前にして、あまりに脆いものなのです。

駆け巡る期待と困惑に鼓動を早める祐希の姿は、私自身の欲望を写し出す鏡のように思えます。

由香里だって、この少年が悦楽に身悶える至福の姿を、愛おしく思うに違いない…
彼が注ぐ純潔な精液に、成熟した男とは違う恍惚を見つけ出すに違いない…

それは私にとって、少年を過去の自分に同化させ、もう一人の由香里を手に入れる利己的理想の実現だったのです。

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Author:川島ゆきひと
愛する妻を、性経験の無い少年にとって初めての女性とする…

それは私と妻が体験した寝取られや夫婦交換とは違う、甘美で妖艶な香りの漂う出来事でした。
妻の体奥に精を放つ少年の姿は、かつて私が想い描いた儚い願望を代わりに遂げる姿でもあったのです。

このブログでは私の妻と少年との出逢い、二人の性行為について書いていきます。

それ以外にも、私が寝取られと夫婦交換を体験するまでの経緯や様々な出来事を他のブログにも書いています。
是非、併せてお読みください。

私の詳しいプロフィールについては、こちらをどうぞ







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